明日の茶事で、亭主役の方は「香合」(炭手前に使うお香の容器)の作者を覚えるのに苦労しておられる。
「敏之・・・トシユキ・・・うーーむ。名前覚えるの、苦手なのよねえ」
「なんか、覚えやすい苗字をつけてみたらいかがでしょう」
「じゃ、ホソカワ。細川俊之」
なるほど。いますねー。
「としちゃん」「トシちゃん」
違うことになっている。
「…わたし、ホソカワといえば、隆元、なんですけど」
「だめだめ! それで覚えちゃうから!」
猛抗議を受けた。そりゃそうだ。
帰宅後、
母に訊いてみた。「ホソカワと言えば」。
「隆元。護煕」
家人に訊いてみた。「ホソカワと言えば」。
「隆元」
ガラシャ、というのもある。
ホソカワと言えば、で占いが出来そうだ。