検診の期限が1月末だったということをすっかり忘れていて、予約がとれたのは今日の夕方だった。
着替える段階で既に、右肩がやばい。痛い。
と思ったけど、問題はその後。
「はい、手、あげてください」
「・・・すみません、あげられません」
「あがるところまでいいですよー」
やってみた。
あまりの痛さに、診察台から10センチくらい、飛び上がる。
「あー、はい、おろしたままでいいです」
ひそひそ声が聞こえる。「・・・マンモグラフィに、連絡しておいた方がいいかも」
「右手、あがらないんですって? このへんまで、あがりますか」
「やってみます・・・」
20代と思しき技師のおねーちゃんは、てきぱき、はきはきしている。
「じゃーもう少し、あがりますよね」
「もう少し」
そしておねーちゃんは、容赦無い。
「もうちょっと」
「力ぬいて」
「はいそのままー」
・・・若さって、残酷。