家人から電話がかかってきた。
「あのさー、昨日みたシャトルシェフ。ちっちゃいの。あった。おひとりさまひとつ限りで安くなってる」。
このところ、朝は肩が痛くて使いものにならないので、家人は自分の朝ごはんを自分で作ってる。(えらい)。
「朝はおかゆが食べたい。でもって前の晩から仕込んでおくとおいしい、んだけど、今あるシャトルシェフだと大きすぎる」と思い至った、らしい。(たぶん)。
今までも、中華街でかっちょいい包丁を衝動買いしてる。(そして手入れがめんどうと放置)。
なので昨日は思いとどまった・・・わけでもなく、やっぱり今日見つけちゃったらしい。仕方ない。
大きさと機能を電話で協議した結果、「持ち運びのできる3リットル」がよかろうということになった。
シャトルシェフがどれほど便利かは、よーくわかってるので、まあいいか。
「でさ、色、どうする?オレンジと緑」
「ももかってことはないなあ。オレンジ」
ももか=ももクロの緑。もちろん嫌いなわけはない。でもわたしは黄色、家人はピンク。
横で電話を聞いている大学生が、くつくつと笑っている。さっすが門前の小僧。話の内容がわかるらしい。
すると、すぐに電話がかかってきた。
「オレンジ、現物しかない」
「じゃ任せる」
「やっぱり食べ物に使うから現物は、やだ。ももかで」
「了解」
帰宅した家人に、大学生が言う。「あ。ももか、見せて」。
小さい方のシャトルシェフの呼称、自動的に決定。