雹が3分ほど降ってから雨に変わったので、急いでクルマに乗る。
稲光があちこちに見える。
40分くらい運転するから、到着する頃には雨も止む、かもしれない。
右後方は西日で明るい。
左前方は真っ暗。
雨がざんざん降ってる。へーんな天気。
と思ってたら、目の前に虹が見えた。虹だ虹だ。久しぶりだ。
と喜んでたら、なんと、虹の左に、もうひとつ、虹が見える。なんだこれは、虹が二重にかかってる。
ちょうど虹のアーチの中、進行方向の道路だけ後方から照らされて薄明るい。妙に明るい中を、進んでいく。
とてもへんな夢を見ているようだ。
でもクルマはどんどん進んでいくし、横では傘のない人々が走っている。
日がすっかり落ちるまでほぼ20分間、二重の虹は途切れず、薄くなって消えた。
到着時には雨も上がっていた。
最近の携帯電話はたいそう性能がよく、信号待ちでくっきりした二重の虹が撮れたので、夢じゃない。