ちょくちょく政見放送が入るので、ちょいちょいみている。(東京都選挙区はやたら多いからねえ。31人ってどういうことよ、枠たんないよー、とNHKの編成が頭を抱えた、気がする)。
途方もないこと言ってるねえ、供託金もったいないよね、という人たちをみるのは、それはそれでおもしろい。でも昔の参院選は、図抜けたとんちんかんがたくさんいて、おもしろかったよなあ。UFO党とか。車検廃止を主張してた党とか。しかもちゃんと落ちてたし。
ところがところが。
与党第一党のくせして、
「われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる」(日本国憲法前文)
ってのをざっくり削って、
「日本国民は、良き伝統と我々の国家を末永く子孫に継承するため、ここに、この憲法を制定する」(日本国憲法改正草案(現行憲法対照)自由民主党 平成24年4月27日(決定))
にしたいんだって。
ちーさいねえ。自分の国のことだけ。みみっちい。前文で書くようなことでもあるまい。
いつからそんなにさもしいことを堂々と言えるようになったんだ?
しまった、「堂々と」じゃないや。政見放送では「経済」の話ばっかりなんだった。どうやら、自分でもわかってるらしい。